先日シンバルスタンドのネジ穴がバカになりました。
『ネジがバカになる』とは、締めても締めてもくるくると空回りする症状です。
このスタンドはcanopusのCCS-1F
自分のシンバルスタンドの中では新参だと思っていましたが2010年に買ったものらしい。当時の僕は25歳。お互い歳を取りましたね。
ネジがバカになったくらいではまだまだ暇はやれません。
ヘシ折れるまで働いてもらいます。
症状
症状のざっくり図解。
今回はネジ穴の中の山が潰れていました。
こんな感じ
修理案:新しくネジ山を切る
おそらく修理の方法としては一番スタンダードな「新しくネジ山を切る」というのがあります。
一回り大きいネジ穴を新たに作り、ボルトもそれに合わせて大きいものを使う、というやり方です。「タップを切る」とか「立てる」とか呼びます。
元々のボルトはおそらくM6サイズなので、M8サイズのネジでも切って、ボルトもそれに合わせれば解決すると思う。
これが普通の方法。それで今まで通りに使えるようになる。
DIYブログとしてもいい記事できそう。
『バカになったネジ穴にタップ立ててシンバルスタンドを修理した』
ええやんええやん「シンバルスタンド 修理」のGoogle検索結果一位狙えるんちゃうんこれ。この勝負もろたで工藤!
と思っていたんですが、気付いてしまいました。けどよ服部
「高さもほぼ決まってるしもう固定でよくない?」
高さもほぼ決まってるしもう固定でよくない?
今回バカになったネジはこの部分
そもそもこうやってパイプを分割して接続するメリットは
- 高さが変えられる
- コンパクトに収納できる
たぶんこの二つ。そして僕自身の場合は
- 高さほぼ決まってる
- コンパクトにすることない
と、メリットを守っても大した恩恵がないということに気付きました。接続部分はもうひとつ残っているのでそこで高さの微調節できるし。
この時点でタップ立てる気は完全に消滅。さようなら「シンバルスタンド 修理」の検索結果一位。俺の負けや、工藤。
一応持ち運ぶこともあるのでスタンドケースにギリ入る長さを確認。
で、ドリルネジを使います。
先がドリルになっていて、金属にも穴をあけながら締め付けることができる。
えい!
なんということでしょう!匠(脳筋)の手によってシンバルスタンドはガッチリ固定されてしまったのです。
バカになったネジを修理するのは、技を超える限りなきパワー。
修理完了
修理完了して問題なく使えています。
今のところ不自由なし。