【25】自作防音室の防音ドア・ドア枠DIY(前編)

先日コロナにかかりまして。
自宅療養中に「北の国から」を観てたんですがDIYシーンでのリスペクトが止まりませんでした。そういうドラマじゃないと思うけど。

ちなみにもう治って元気です。

概要

今回と次回、二つの記事に渡ってドア枠とドアを作っていきます。

  1. 先に枠を作り
  2. そのサイズに合わせてドアを作る

という順番。
この順番で作ることで精度高く作ることができ、より高い防音効果が期待できます。

今回は前編。枠を作ったりドアの骨組み作ったり。

ドア枠を作る&取り付け

まずこの開口部にドア枠を取り付けます。

木材のカット

厚さ12ミリの針葉樹合板(灰色のやつ)からこんな風に切り出しました。(単位はミリ)

ドアが60〜70kgくらいになる予定なのでその重量に耐えるため
切り出したものを二枚重ねで使います。

左右に取り付ける枠材(上図の黄色のやつを二枚重ね)

上下の枠材(ピンクのやつを二枚重ね)

木材の幅が400mmなのは「壁の厚さ300mm+余白100mm」です。


カンペハピオのオイルステインでウェット研磨

塗装は一番体力と精神をやられる気がするので、僕は全力で手を抜くことにしています。

サンダーで表面を整えます。番手は180番。

厳密にやってると大変なのでちゃっちゃと終わらせます。

 

カンペハピオのオイルステイン。色はナチュラル。

開封。ナチュラルの定義を揺さぶられる色。

どオレンジですが大丈夫…?信じてるぞカンペハピオ…

塗装に詳しい友達がおすすめしてくれたコテバケを使います。ローラーより綺麗に塗れるらしい。

塗る面はこうなってます。ふわふわ

いざ塗装。

おお〜いいかんじ。木の色が濃くなったような色。信じてたよカンペハピオ。
コテバケもめちゃくちゃ塗りやすいし仕上がりも綺麗。最高や…

以前ワトコオイルでいい感じだったウェット研磨です。サンダーを使って手抜き。

乾いてくるとちょっと白っぽくなった。

ひとまずこれで取り付けます。


取り付け

スタジオ側に60mmはみ出させて取り付けます。内装の吸音材が50mmなので。

追記:防音室内装の吸音材を貼り付けた時の記事はこちら
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ビスで取り付けてこんな感じ。めちゃめちゃドア枠やん。テンションあがる↑ウェ-イ
ドア枠ができたら内側のサイズを測ってドアを作ります。
んなもん枠に使った合板のサイズと一緒やんけと思うんですが、組み立てやその他色々な誤差によって実測値が変わってくる場合があるので改めて測った方がいいと思います。

ドアを作る

ドアのサイズ

まずドア枠の内側のサイズを測り、そこから縦横それぞれ6mmずつ引いたサイズでドアを作ります。

このマイナス6mmというのは、
ドアがドア枠内に上下左右に各3mmの隙間を開けてすっぽり入るようにするためです。
隙間が少ないほど防音効果が上がりますが、入りきらなかったら当然ドアにならないので精度はかなり重要。
ここが今回のスタジオ作りで一番精度を求められるところです。

ドアの骨組み

骨組みに45mmの角材を使います。上図のサイズにホームセンターでカットしてもらいました。

接着面に木工用ボンドを塗って

角を合わせます。

クランプで挟み込みます。精度が大切なので固定にめちゃくちゃ気を使いました。

ビスを打つ面にドリルで穴を開けます。ドリルの径は3.5mm。

いちいちめんどくさいけど、この下穴開けをしないと木材が割れてもっとめんどくさいことになるのでちゃんとやりました。えらい。

 

ビスは100mmのめちゃ長いやつ。

75mmとかでよかったかも。もう遅いけど。

ひとまず四つの角を固定したので

ちゃんと入るか一旦確認

入ったウェイ↑

 

この骨組みに横の材(黄色)を入れつつ、ハンドルを取り付けるところを補強()します

 

ハマりにくいところはハンマーで叩いたりしました

ハンドルの補強部()は同じ角材を180ミリの長さにカットしています

固定するときにはちゃんとクランプします。えらい

一本目を入れました。これを3本入れてビス留めします。

3本をビス留めしました。

骨組完成ウェイ。このあと面材を取り付けまウェイ。

面材のキズ消し研磨

上記で作った骨組みに貼り付ける板材を
取り付けるより先に、研磨と塗装で仕上げてしまいます。

24ミリ厚と28ミリ厚の針葉樹合板です。

針葉樹合板で12ミリ厚より上のものを売っている店はかなり限られるんですが、
船橋のカインズにありました。\ヤッパカインズダナー!/

ドアのサイズ1744mm×669mmに切ってあります。
二枚で40kgくらい。重すぎ。

 

購入した時点で、保管や運搬の時についたであろう横線のキズがついています。
ご覧いただけるだろうか…真ん中を横切る線が…
画像ではわかりづらいけど実際は結構目立つのでなんとかしたい。

40番のかなり粗いヤスリを

サンダーに取り付けて全体を研磨します

これでかなり目立たなくなりました

40番で研磨するとめちゃくちゃザラザラなので120番で研磨します

(追記:ヤスリの番手を上げるときは倍数を超えないようにする方がいいらしい。もう遅いし特に不満はないけど)

さらに180番に上げました

よーく見るとまだ線キズあるけどいいやもう

濡れた布で削りカスを拭き取ります。

IKEAのオイル[STOCKARYD(ストッカリード)]で塗装&ウェット研磨

 

IKEAで買ったSTOCKARYD(ストッカリード)という木製品用トリートメントオイルを塗ります。
こんなやつ(1799円)

はちみつみたい

今回もコテバケで塗ります

うわーーーーめちゃくちゃいいーーーーー

この濡れた感じの塗装をしたかったのよ。これよこれ。という気持ちになりました。

 

全体に塗ったらまたもウェット研磨。320番の水研ぎペーパー

本当は240番使いたかったけど我が家の在庫なくなってた。

 

サンダーで全体を研磨して終わり。

 

劇的!塗装ビフォーアフター

ビフォー

アフター


めちゃくちゃいい。めちゃくちゃウェイ。
「マジではちみつなのでは?」というくらいはちみつ感ある。
念のため原材料を確認しましたがはちみつは入っていませんでした。

木材も塗り方も違うので単純な比較ができませんが、以前塗った
ワトコオイルは比較的さらっとしていて
今回のストッカリードはこってりのイメージ。
今度ワトコオイルも針葉樹合板に塗ってみたい。

 

面材貼り付け(片面)

骨組みにボンドを塗りまして

先ほど塗装した28ミリの合板を上に載せます。もうこの時点でテンションがウェイ
ちなみにこちらの面がスタジオの外側にくる面です。
こちらの面を先につけるのは蝶番取り付けの為に重要なことです。ウェイウェイ言ってますけどこう見えてちゃんと考えてるんですよ。
っていうとウェイウェイ言ってる人が何も考えてないみたいですね。
何気ない言葉で自分の中にある偏見を知ることあるよね。反省。いや、反sウェイ↓

 

角を揃えます

クランプで押さえつけながらビス打ち

打つべし打つべし

 

片面を貼り終わったら確認という名のもとにウェイします。テンション上がりすぎてパリピになりそう。ウヴェイ↑↑

裏返すとこんな感じ。

これ以上重くなると取り付けが大変になるので片面のみで終わります。

前編はひとまずここまで。
後編では取り付けて完成までいきます。

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