防音室を作った残りのスペースをリフォームし、ドラム置き場を作りました。
リフォームシリーズ第二弾。自作スタジオをDIYした後、残ったスペースをドラム置き場にしています。前回は押入れの板張りリフォームでした。[sitecard subtitle=前回の記事 url=https://morimoto[…]
経緯元々はこんな感じだった一軒家の一室 地下室がある部分の床を解体してできたぶち抜き空間に、 DIYでスタジオを作りました。&n[…]
今回はドラムラック横にできた微妙なスペースに合わせてシンバルを収納する棚を作ります。
こちらがその微妙なスペース幅は約200mm、天井までの高さは2200mmくらい。
まずはシンバルの量を把握
手持ちのシンバルをサイズ順に並べました。枚数や重ねた時の厚みなどを確認します。
14~16インチのシンバルが一番枚数が多いため、棚のサイズもこの辺りをメインにするつもりでしたが
実際に並べてみると18~20インチのものが圧倒的にカサバることが判明。チャイナシンバル多すぎ問題。
一番奥にある特大の24インチ(Paisteジャイアントビート)は特殊なサイズなので、こいつだけは考えない方向で。
設計図
手持ちのシンバルの体積?がなんとなくわかったところで設計図に着手。
macの表計算ソフト「Numbers」の図形描画を使って図を作ります。(クリックで拡大)
設計図を作る前のパーツはこんな感じ。材料の詳細は後述します。
それぞれのパーツをパズルしてこんな感じにしようと決定しました。
正確には微調整が入るので棚サイズは数ミリ変わりますが大体こんな感じ。
先述のように18~20インチのシンバルが大きな容量を占めるので下の二段にドカドカ入れられるように大きくスペースを取りました。
ちなみに棚の奥行きは450ミリ。
これは売っている板の規格とコスパの兼ね合いですが、450ミリの奥行きはちょっとだけ問題があります。
横から見た図。
18インチと20インチのシンバルが少しハミ出ます。
そして最上段の10インチは逆に奥に入りすぎてる。
この二つの問題はこんな感じで解決。
棚を壁から少し離して設置すればハミ出ることはありません。
最上段の10インチには下駄を履かせます。
ということでこれで設計は決まり。
材料
棚の材料
◾️OSB合板 (高×幅×厚)
・1820mm ×450mm ×9mm 3枚
◾️1×4材(長×幅×厚)
・450mm ×89mm ×19mm 10本
下駄(上げ底)の材料
◾️1×4材(長×幅×厚)
・255mm ×89mm ×19mm 1本
・305mm ×89mm ×19mm 1本
ビスとかは適宜。
あとここには書いていませんが途中でダボが出てきます。30ミリ×8ミリを12本使いました。結局書いた。
いざ作成
まず左の列から作っていきます。以下数字の単位は基本的にミリです。
具体的なサイズはこんな感じ。微調整した正確なサイズ。
OSB合板、9mm厚×1820×450を一枚と、長さ450mmの1×4材を5本用意。
ビスを使い、設計図の通りの間隔で棚板を固定します。
固定しました。
残るは右半分
が、ここで問題が発生。
一列の棚を作る分には問題なくビスで棚板を固定できますが
今回のように、二列の棚で棚板が同じ高さにつく場合、ビスが打てず固定できない部分があります
ちょっと考えてみればすぐ気付けそうな簡単な問題。もしかしたら俺はアホかもしれん。
しかし、またちょっと考えるとすぐ代替案が浮かびました。天才。頭の悪さを頭の良さでカバー。
ダボ(短い木の棒)を使います。太さ8mm、長さ30mmのもの。
左の棚板と右の合板に穴を開け、そこにダボを差し込んで固定します。
うまくやれるとプラモデルみたいで楽しいけど、うまくできないと結構テンション下がるやつ。がんばろ。
まずは左の棚板にダボを差し込む穴を開けます
1×4材用の定規を使うと側面の中心に印をつけるのがめちゃめちゃ楽。
8mmのドリルを使用して三箇所に穴をあけました。
この穴にダボの位置合わせ用のピンを入れます。ダボマーカーと言います。
ピンが入った状態でOSB合板を上に乗せると、
ピンの当たったところが跡になって凹みます
そこを中心にドリルで穴を開けると、正しい位置にダボ穴が開けられるという。
このOSB合板に棚板を取り付けます。
これはビスで。
取り付け完了しました。
これからダボで二つのパーツを繋げます
お茶漬けのアラレみたい。
ダボ穴に木工ボンドを入れて
ダボを入れます
全部の穴にダボを入れました
上から合体
手で押すだけでは入りきらないので、ハンマーを使って叩き込みます。本当は当て木をしたほうがいいけどどうせ見えないので直接叩きました。結構な凹みができた。当て木したらよかった。
上から2枚目の棚板だけは隣とズレているのでダボは必要ありません
ビスで固定。ダボ使うよりはるかに楽。
こんなに楽なら全部の棚板ズラせばよかったかなーと思いつつ、ダボ使うのも楽しかったからまぁいっか、とも思う。感情も答えもひとつじゃないのよ。しらんけど。
そんなこんなで最後の合板をビス留め
棚になりました。
ほぼ完成ですが、もうひと作業あります
小さいシンバルが取り出しやすいよう上げ底をする
最上段の棚、10インチと12インチのシンバルを入れる棚は深すぎるので、上げ底(?)をします255ミリと305ミリの1×4材をひとつずつ使う。
適当な端材の足をつけます。
255mmの方には135mmくらいの長さの足
305mmの方には165mmくらいの長さの足
を取り付けました。でも多分100mmくらいならなんでもいいと思う。
真ん中に指を入れる用の穴をあけます。20ミリのドリルで穴をあけました。
どうせ見えないので不格好でも全然OK。
こんな風に上段に入れ込むことで
小さいシンバルを入れても
「奥まで入ってしまって手が届かない」ということにならずにすみます。,
10インチの方も上げ底して
こんな感じに。
この枚数が
例外の24インチの1枚以外、全て入り切りました。シンバルは寝かせて重ねると下の方が出しづらくなるので立てて収納したいな〜と思っていたので理想のものが作れました。
楽しかったし最高。
しかもまだ枚数に余裕ある。ワ-イまだまだシンバルいっぱい買ってもいいね。
ドラム保管エリアのリフォーム編
リフォームシリーズ第二弾。自作スタジオをDIYした後、残ったスペースをドラム置き場にしています。前回は押入れの板張りリフォームでした。[sitecard subtitle=前回の記事 url=https://morimoto[…]
経緯元々はこんな感じだった一軒家の一室 地下室がある部分の床を解体してできたぶち抜き空間に、 DIYでスタジオを作りました。&n[…]
ドラマー向けDIY記事
ドラム用防音室をDIY
このブログを開設して今月で一年。(2021年12月)無事にスタジオは完成し快適にドラムが叩けています。夜遅くまで叩くこともありますが苦情は一件もなし。ウェイ。一年間のスタジオDIYの記事をまとめて振り返ってみます[…]
スネアケースをDIY(追記2023年4月)
よく使うスネアでLudwig サテンウッドシリーズ LS559Tがあります。ハイピッチで軽く叩いた時のサクサク抜ける感じがかなり気に入っていて、エフェクトシートを乗せてロッズで叩いたときに意外とずっしり鳴るのもよい。今は[…]