鉄筋と杉の集成材を使って棚を作りました。世の中ではアイアンラックとかいうらしい。
完成品
DIY界隈でこの手の棚はめちゃくちゃあって
「鉄筋 棚 DIY」とかで画像検索してみるとわんさか出てきます。
わんさか出てくる割に「DIYの棚を販売しているページ」だったりして、肝心の製作方法についての情報が少ない。
なんで作り方だけ情報ないん?みんな売りたいから内緒にしてんの?
棚板
材料
店舗限定4,378円でした。
安そう!!と思ったけど普通の価格を知らない。
おい値札よく見たら特価とさえ書いてないぞ。
ちなみに別のコーナンに行っても同じ金額で売ってました。そこでも店舗限定って書いてた。
青いのが鉄筋です。高さは1メートル。
穴あけ
とりあえず全ての板の角から15ミリのところに13ミリの穴を開けます。
差し金にガイドを取り付けると便利
15mmのところにガイドをとりつけ
ガイドを板に当てて線を引きます
直角に交わるよう、またガイドを当てて線を引いて
こうなります
この時、貫通する板の下に端材などを敷いておくと裏面にささくれができにくく綺麗に仕上がります。
四隅に開けて完了。
角じゃないところにも穴が必要なので、板の端から測ってもいいし
ミドリ板を被せて合わせてもいいかも。
まぁ穴の位置はそこまで厳密じゃなくてもOKなはず。たぶん。
ちなみに、角を面取りしておくと手触りがよくなります(これはスネアケース作った時の画像)
杉板の塗装
杉板の塗装にはBRIWAX(ブライワックス)のラスティックパインを使いました。
買った杉板は赤い部分と白い部分のコントラストが強め。
そのコントラストをうまく馴染ませたいなーと思ってました。
塗料はそこそこ値段がする割に、気に入らなかったら使い道なくなって超困るので失敗したくない。
なので、ネットで「ブライワックス 杉板 色見本」などで検索しまくってこの色にたどりつきました。先人あざす。
この記事もこれからはその検索結果の小さな一つになるわけで感慨が深い。
One for All, All for Oneですね。プルスウルトラ。
塗り方ですが、BRIWAXオフィシャルの説明では「布を使って擦り込む」ということになっています。
ただ、そうすると布に塗料が吸われて伸びが悪く、正直まどろっこしいので
使い捨て手袋を使って手で直接塗り込みます
べちゃ
ぬりぬり
全体に塗り広げて
布で拭き取ります
この方が全然早い
推奨されてるやり方ではないですが、神様は何も禁止なんかしてないですし。
手袋は耐油製品(?)とかのちょっと高いやつじゃないと破れます。
最初1000円くらいの手袋で破れてつらいことになりました。
自分の悪い癖ですが、塗装作業は無意識にやると
- 丁寧に厳密にやってしまう
- 結果的に疲れて作業が嫌になる
この流れがすごく多いので、意図的にめちゃくちゃ手を抜くようにしています。
「50点でいいや」って気持ちでやって、結果的に70点くらいになる。ちょうどいい塩梅。
メンタル大事に。
超いい。落ち着くねぇ。
棚板はひとまずOK。次は鉄筋の準備
鉄筋
異形丸棒というらしい。
触るとめちゃめちゃ汚れがつくので手袋必須。
・規格はD13(ざっくり径13ミリ)
・長さ1000mm
・本数6本
ホームセンターでも1本250円くらい。やすう。
鉄筋の塗装
パーツクリーナー
汚れたままだと塗料が乗らないので、汚れ落とし&脱脂に。
シンナーや食器用洗剤でも代用可。
手抜きをするなら最低でも水拭き。
ミッチャクロン
鉄筋を塗る前の下地塗料。
パーツクリーナーで汚れを落とした後に吹き付けておくと仕上げの色スプレーが剥がれにくくなります。
ミッチャクロンは厚塗りしないように注意。
黒スプレー
今回は艶ありを使いましたが艶消しの黒はいい感じにシブくなりそう
でこんな感じ。
左が無塗装、右が塗装済み。画像では分かりづらいけど結構違う。
これでパーツごとの準備はOK。次は組み立て。
組み立て
下から斜めに打ち込みます。
ちゃんとビスが柱に当たるとかなりガッチリ固定されます
ピンク板の間隔は220mm
ミドリ板の間隔は301mm
これも大体です。
よく考えたらこの棚作るのに厳密な部分ほとんどない。今思えば超簡単でした。
その辺に余ってた端材が大体300ミリくらいだったので、間に挟んでおくとビス打ちしやすかったです。
めっちゃいい感じ。ほぼ全ての作業を70点くらいで作ったけど、これ全部100点でいったとしても大して見た目も機能も変わらんと思う。おそらくかかる時間は倍以上。
材料費も安いしこりゃ売りたくなるわ。作り方内緒にしてしまうな〜。
関連記事
以前単管パイプでも棚を作ったりしました
前回、サイドテーブルがいい感じに作れました。[sitecard subtitle=前回の記事 target=blank url=https://morimotoyoshiki.com/2021/10/06/15/42/1986/ ][…]
前回は単管パイプでデスクを作りました。[sitecard subtitle=関連記事 target=blank url=https://morimotoyoshiki.com/2021/09/16/11/06/1943/ ][…]
前回で防音室の内装が完成しました。今回は階段下に置くデスクを作ります。概要階段下のスペースやドラムとの位置関係から、デスクのサイズは 奥行400ミリ 高さ720ミリ 幅1500ミリに決定し[…]
金属と木の組み合わせっていいよね
追記(2024/02/22)
後日、めちゃめちゃ手抜きバージョンのアイアンラックを作りました。
以前作った鉄筋を使ったアイアンラックの安くて簡単(雑)バージョンを作りました。完成画像スタジオとして使っている古民家のキッチンに設置しています高さ×横幅が1.8mずつの正方形で結構でかめ。前回アイアンラックを作った時[…]
基本的な作りは一緒ですがとにかく手を抜き、細部のクオリティを下げてさくっと簡単に&安く作りました。
その分満足度も下がるかというとそうでもなく。
感覚では、今回と手抜きバージョンの真ん中くらいのいいとこ取りクオリティがちょうど良さそうな気がします。